本麒麟と翠を混ぜて飲むと本麒麟のアルコールと香りが翠に成りかわったような味になる。それはどこか黒ビールの風味に近付いている。飲み続けると意外に悪くない。 腕力は主人公格に一歩譲るが、築いてきた技術は極致にあるジジイって多いよね。大体このジジ…
突然だけど、『スカッとジャパン』って、人間模様のウィキペディアを見てる気がしないか? あるいはツイッターで約2万リツイートくらいされてそうなエピソードを映像にしたみたいってな具合よ。「奇跡体験」という名の「よくある展開」。アンビリバボお。ご…
模倣の法則下において私は自らを、ある人によるある行為によって生まれ、また何かを生んで何かを滅ぼすその過程の一部分だとすぐさま思いなす。 しかしその時私は、その模倣しか存在しない中にオリジナリティという考えが、また同時にそれの模倣という考えが…
縁起の法則とは、模倣の法則である。 正確には、始まり-終わりの法則である。 カントに言わせるまでもなく、形而下の世界で始まりのイデアに値する存在は見つからない。人は始まりだけで始まりを見ることが出来ない。「始まりと終わり」"の中の始まり"しか見…
最近よく思うのは、オナニーってもはや儀式じゃないかと。 私はユカオナニストなのでいわゆる"抜く"という動作が省かれているが、それ故にまた行為に対する解像度が下がっている。 まずオカズが存在する。これはいいだろう。 そして私の場合枕と地面が必要に…
DECO27の『ライトラグ』 ぼくはこの人のファンというわけではないけれど、特にどうということではないけれど、思い出す。 暑い夏の日、制服のままパソコンでニコニコ動画を開いて、なぜかこの曲を再生した。そしてそのなぜかがこうやって手を引いてきた。 た…
「あなたは自己責任という、それ自体無責任な考えを他人に押し付けて悦にひたっているだけじゃないか!」 「そうだそうだ、お前みたいなやつがいるからみんなが苦しんでるんだ」 「深く考えもしないで誰かを責めて責めて苦しめたよな。それでよくもまぁ良識…
たとえば膣に乳酸菌が多く生息しているのは乳酸菌が赤ちゃんの中に住むためだという文章を見ると、まるで乳酸菌には意思があるかのように感じられる。こいつら賢いよな。 しかも赤ちゃんが母親から菌を受け継ぐことは赤ちゃんの生存可能性や発育に強い影響を…
においが独特で、ガソリンみたい
かくしごと・・・シンボリックが気持ちいい。思考に優しい。塵芥にさえ意味があるんだという気がしてくる。ED曲、タイトルも歌詞もいい。究極のフィクション。 八男・・・宝野アリカとデーモン小暮閣下がopを担当したからというただそれだけで視聴した。にし…
わたしは自分が生きていることを心臓の鼓動によって確かめはしない。 わたしは自分の瞳が黒いことを生きていることの証にしても、証に仕立てたから生きているわけではない。 わたしの目の前に目は無いのに、目の前だとわかるのは奇妙な話。このときの"わたし…
人は知ることを欲するとかアリストテレス先生がおっしゃってましたが、これに僭越ながら、できることならなんであれ真実を知りたいとも望んでいるのではないかと加えたい次第でございます。 いや、これもそもそもアリストテレス先生が書いてたっけ。まあいい…
万年筆は書きづらい
そのことにウソをついているわけではないのに、どこに行ったのかという質問にさえ罪悪感を覚える。 たぶん質問というもの自体に、私は戸惑ってしまっているのだ。 私はただ、郵便局に行っただけだ。ウソはついてない。なのになぜ、舌がもつれてしまうのか。 …
こんなことを思い出した。 花の競売場でバイトをしていたところ、「580番」と書かれた場所にちょうど同じ番号の花を持って行かなきゃならなかった。書かれた通りに運ぶってことだ。 常日頃ではそれでよかった。 でも季節が変わっていくと花もその装いや種類…
「あ〜、あなたのアカハラのせいで胃潰瘍になってしまいました」(古畑任三郎風) ってな怒り方をしてたのを見て思い出したのは、小学校のマジメな女子の口ぶりだ。こいつ、毎日心身のどっか痛めてんな。戦中実らなかった道徳教育がついに花開いたのか。 ただ…
どうやって終わればいいんだ。 最初から始まれないものが、いかにして終わることができるのか。 最初にとって、最初の誕生と死は同時であり、それは不可能であり、堕胎児だけが彼の腕にある。 終焉にとって、終焉の誕生と死は同時であり、それは不可能であり…
タイトルはどこにある? この中には文章はあるがタイトルはないぞ。 文章というからには始まりがあったはずだ。 文章というからにはその始まりは終わった後にやってきたはずだ。 読者はどこにいるのか。君のことなのか。 私はこれだ。どれかというと←のこと…
「ねえあんた、わたしはこれでいいのかしら」 ーなんだよ急に。どうしたの。 「ねえわたし、やりたいことないの」 ーなんだ。どうもしたくないの。 「わたしねえ、これまでなんにも成し遂げてこなかった。もうわたし、50よ。あと10年でばあちゃんが倒れた歳…
どなたかいらっしゃいませんか! 誰でも構わないのです! どんなものでも我が社は揃えております! ええ!誰でも構わないのならなぜわざわざ勿体ぶって募るのでしょうか! ええお答えいたします!誰も来ないからであります! ええ!?でも私はこうやって面接…
ある写真A〜Dがあなたの目の前にあるとせよ。 ある人は言うのだ、「この写真はすべて一つの被写体xを写したものなのです」と。 しかしそのxはいかにしても写真の次元に現れてこない。それはいつも、ただ"前提"されているだけなのだ。 こう考えてみよ。Dには…
みなさんこんばんは。お休みでしたか? 当然ですがみなさんは、騙されています。誰に?もちろんみなさんに。 かつて肋骨を欠いた男と肋骨の女体化が犯した罪によって、じつは眠れたためしがないのです。真の休息をとれてはいないのです。 カフェイン原理とは…
今日でもそうでなくとも幸せとあれば価値あるものなわけです。 さてしかし、そうは言えども「幸せじゃないとそれは人生に値しない」とは簡単に言い切れますまい。 そりゃ、まるでもう死んでしまって命の外から算段を踏んじまえば、そうやって言えるかもしれ…